高精度と加工時間短縮で大幅な効率向上に貢献
北川鉄工所、ゴム・樹脂・パッキン用ウォーターカッターが好評
工業用品 2022-01-17
北川鉄工所(広島県府中市、北川祐治社長)は、ウォーターカッターの新機種「APLCシリーズ」を積極的に拡販している。
同シリーズは、ゴム・樹脂・パッキンの加工に特化したウォーターカッターの入門機として開発された。対象ワークの絞り込みにより、高機能ながら低価格を実現していることなどが高評価を得て、昨年初旬の展開開始以降、着実に販売台数を伸ばし、同社はフル稼働で対応している。
「APLCシリーズ」には、切断範囲1,300ミリ×1,300ミリの「APLC-1313P-W」、同2,000ミリ×1,300ミリの「APLC-2013P-W」の2機種があり、用途に応じ選択可能。
主要特徴としては、①良好な作業性を実現するテーブル高さを700ミリに設定しており、テーブル奥の加工製品のピックアップも容易②タッチパネルの操作盤で、データの呼び出しがスムーズ。またノズル移動やオン・オフ、増圧機起動、非常停止のみのシンプルな構造で、ヒューマンエラーの発生がしにくい操作性を実現③ゴム・樹脂などの加工に特化した専用CAD/CAMの「CutPartner Light」搭載で、パッキンやガスケットの作図が非常に簡単。さらに作図した図面の登録により何度でも簡単に読み出しができる――などの優れた特徴を有している。
これらの特徴により同シリーズは、例えば厚み3ミリのジョイントシートを加工した際の費用対効果をカッティングプロッターと比較した場合、一般的な4軸制御カッティングプロッターが加工に掛かる時間は約110分に対して、「APLCシリーズ」は約25分と、4分の1以下に短縮可能で、作業効率の大幅向上に貢献する。さらに超硬刃などが不要で刃折れや摩耗がない、無人運転可能で人件費低減が可能といったランニングコスト削減が得られる。
問い合わせは北川鉄工所新規事業推進本部(広島県府中市元町77-1、電話0847・40・0553)まで。
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