簡単に使える補修用スプレー塗料
櫻護謨、ポリウレアスプレー缶「とりスプ」の発売開始
工業用品 2021-12-17
櫻護謨(東京都渋谷区、中村浩士社長)は、小面積の補修やタッチアップに最適な2液型エアゾール簡易ポリウレアスプレーの「とりスプ」(特許取得済)を開発し、販売を開始した。この「とりスプ」の名称は「とりあえずスプレー」からのネーミングとなっており、とりあえず必要な箇所だけを補修するのに最適となっている。
ポリウレア樹脂は、イソシアネートとポリアミンの化学反応によって形成された樹脂化合物で、化学反応による硬化時間は極めて早く、15~20MPa程度の引張強度で400%程度の伸び率を有している。さらに紫外線による劣化に対しても、ポリウレタンに比べ高い耐久性がある。
このため、ウレタン・FRP・エポキシ・シート防水に代わる、高耐久性タイプの瞬間硬化型ライニング材として、注目を集めている。
しかし施工する際には、専用の大掛かりな吹付機械を必要とするなど、課題もあった。
このような課題を解決するのが「とりスプ」となっている。同製品は、容量400ミリリットルのA缶とB缶の2剤セットとなっており、これに使いやすく缶を保持するホルダー本体、スタティックノズル、コネクタキャップが標準セットとなっており、電源もコンプレッサーも不要で、手軽に使用できるようになっている。
この「とりスプ」には、①すぐに固まる=スプレー後約5分で指蝕できる状態になり、工期を大幅に短縮可能②伸びる=破断伸びが350~400%あり、地震などコンクリートが割れても「とりスプ」を塗布することでより高い伸び率でクラックを追従できる③耐摩耗性=耐摩耗性に優れ、液体などによる摩耗から躯体表面を保護する④紫外線に強い=紫外線に強く、太陽光の当たる箇所にも効果を発揮する⑤軽量・コンパクトで持ち運びが簡単、という優れた特徴がある。
なお櫻護謨では、製造から1か月以内の使用のほか、30センチ×30センチ程度以下の補修箇所へのピンポイントでの使用を推奨している。
櫻護謨では8日から10日の間、幕張メッセで開催された「第4回コーティングジャパン」に出展し、中村浩士社長自らが「とりスプ」をアピールするなど、拡販に注力している。
問い合わせは同社PSプロジェクト(栃木県太田市、電話0287-28-2341)まで。
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