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20年3月期第1四半期業績

NOK、シール事業は減収大幅減益

工業用品 2019-08-01

 NOKが8月1日に発表した20年3月期第1四半期(19年4-6月)業績は、売上高が1,381億9,200万円で前年同期比15.6%減、営業損失が39億4,500万円(前年同期は48億9,600万円の利益)、経常損失が31億4,900万円(同80億5,000万円の利益)、純損失が36億4,300万円(同38億6,000万円の利益)となった。

 セグメント別にみると、シール事業は売上高が813億7,000万円で同5.9%減、営業利益が60億1,900万円で同34.7%減。自動車向けは北米での需要減少および中国での需要回復の遅れなどにより販売が減少。一般産業機械向けは建設機械、工作機械・ロボット向けの中国での需要が減速したことなどで販売が減少した。

 電子部品事業は売上高が496億8,400万円で同28.3%減、営業損失が101億900万円(前年同期は46億6,300万円の損失)。スマートフォン向けの販売が大きく落ち込んだことに加え、ハードディスクドライブ向けも生産台数減の影響により販売が減少した。

 ロール事業は売上高が47億8,800万円で同8.2%減、営業損失が8,000万円(同1,400万円の利益)。主要顧客の減産により販売が減少した。

 特殊潤滑剤等を含むその他事業は売上高が23憶4,900万円で同13.7%減、営業利益が2億200万円で同36.3%減となった。

 20年3月期通期業績予想は、売上高が6,250億円で前期比6.6%減、営業利益が205億円で同11.4%減、経常利益が255億円で同18.1%減、純利益が135億円で同294.8%増を見込んでいる。

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