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同社製防振・防音製品5種類を実装した

NOK、鳥取事業場で「鳥取県産EV」の実験走行を開始

工業用品 2024-01-24

 NOKは、同社鳥取事業場(鳥取県西伯郡)で、鳥取県のプロジェクト「EV実装評価プラットフォーム」の実験走行を1月22日から開始した。

実験走行開始式(左から鳥取県商工労働部経済産業振興監の佐々木徹氏、南部町町長の陶山清孝氏、NOK執行役員・鳥取事業場長の鹿野努氏、TVC代表取締役社長の鷲尾雅文氏)


 同社の防振製品を含め、鳥取県内の企業が造った素材や部材を実装した電動車(EV)を南部町内で走行し、モニター評価の結果を今後のEV向け製品の開発や実装に向けて活用する。 走行開始に先立って1月22日にはセレモニーを鳥取事業所で開催した。

実験走行では、NOKグループの社員が本EV車両を南部町内での移動に使用する。町内でEV車両が目に触れることで、南部町民の環境意識向上やEVの認知度向上など、EV利用の普及促進の一助になることを目指す。

 鳥取県「EV実装評価プラットフォーム」は、国内外で加速しているEVシフトに対応し、県内サプライヤー企業のEVなどのエコカー技術市場への参入を支援するため、2023年7月から始まった取り組み。

 県内企業が開発した技術・素材・部材を実装したEV車両を実験的に走行させ、EVメーカーからの評価と、ユーザーからの声を集め、評価を分析し、さらなる技術開発に向けて県内企業へ還元する仕組みとなっている。

 NOKからは、鳥取事業場で生産している防振・防音ゴム製品5種類のブッシュが本EV車両に実装。また、同実験走行への参加により、県内企業との連携を深め、EV製品に実装させるための軽量化に向けた新素材の検討などを進めている。

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