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「板橋製品技術大賞」表彰式で

八興、『最優秀賞』を受賞

工業用品 2016-11-15

坂本区長(左)から記念プレートなどを受ける阿部常務

坂本区長(左)から記念プレートなどを受ける阿部常務


 八興(東京都板橋区、阿部広之社長)は、本社所在地の板橋区産業振興公社主催・板橋区共催の「平成28年度板橋製品技術大賞」において「最優秀賞」を受賞した。10日午前10時から板橋区立東板橋体育館で表彰式が挙行され、同社を代表して阿部忠弘常務が坂本健板橋区長から表彰状や記念プレートなどの授与を受けた。

 「板橋製品技術大賞」は、板橋区に本社または事業所を有する個人・事業者の①原則として市場発表または販売5年以内の新製品・新技術②中小企業・グループが自ら開発したもの③企業及び一般消費者向けに使用される製品・新技術―などを対象に募集されている。これら板橋区内の新製品や新技術を表彰することで、区内企業の開発力及び技術力を広く内外にアピールし、同区の工業振興を目的に実施されている。

 今年は約27社の応募の中から、学識経験者・産業技術研究者らで構成される審査員による製品の優秀性・新規性・市場性を基準にした厳選な審査を経て13社に絞られ、最終審査の結果、八興が「最優秀賞」に輝いた。

 受賞対象製品は今年6月に発売開始した、電気抵抗値が国際電気標準会議(IEC)及びISO8031の両規格に業界で初めて準拠した製品である「導電スーパー柔軟フッ素ホースシリーズ」。同製品の静電気による発火事故のリスクを減少させることに成功した画期的な製品であり、同等の機能を持つ製品は他になく、国際規格にも準拠し市場性が高く、徹底した静電気対策のための構造など、独創的かつ新規性が評価され受賞に至った。

 阿部常務が受賞者を代表して「当社は顧客が満足する独自性のある製品とサービスを開発・提供することを経営方針としている。今回受賞した導電スーパー柔軟フッ素ホースも、培ってきた独自技術を結集して開発した製品で、最優秀賞に選ばれたことは大変栄誉なこと。他の各賞受賞者一同、今後も板橋区の産業振興に貢献できるよう、より良い製品開発などに全力を挙げて邁進していく」と概要あいさつをした。

 表彰式後、受賞企業のプレゼンテーションが開催され、同社営業部営業課の吉田智貴氏がスライドなどを活用して同製品の概要説明を行った。

 同社が「板橋製品技術大賞」を受賞したのは、平成20年度に「スーパー柔軟フッ素スプリング」が「優秀賞」を受賞したのに続き2度目となる。

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