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合成ゴム、副資材の販売堅調

三洋貿易16年9月期、営業利益が12.4%増

原材料 2016-11-14

 三洋貿易が11月8日に発表した16年9月期業績は売上高が599億800万円で前期比1.3%減、営業利益が40億5200万円で同12.4%増、経常利益が42億7400万円で同4.0%増、当期純利益が27億5700万円で同1.3%減だった。

 化成品事業は売上高が244億8300万円で同3.8%増、営業利益が12億6300万円で同14.4%増。ゴム関連商品は情報機器向けの輸出が低調だったが、自動車向けを中心に合成ゴムおよび副資材の販売が堅調だった。

 海外現地法人は売上高が107億5100万円で同13.0%減、営業利益が3億6600万円で同27.0%減。円高による為替換算の影響を受けた。サンヨーコーポレーションオブアメリカはゴム・自動車用部品が堅調だった。三洋物産貿易(上海)もゴム・自動車用部品が好調に推移した。一方、サンタップ・インターナショナル(タイ)は自動車用部品が好調だったが、タイバーツ安によるゴムなど輸入品の採算悪化により業績は低調だった。

 17年9月期見通しは売上高が670億円で前期比11.8%増、営業利益が42億円で同3.6%増、経常利益が43億5000万円で同1.8%増、当期純利益が27億9000万円で同1.2%増を見込んでいる。

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