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2023年9月期業績

三洋貿易、ゴム関連商品は増収減益

決算 2023-11-16

 三洋貿易の2023年9月期(2022年10月~2023年9月)業績は、売上高が1,225億9,600万円で前期比10.2%増、営業利益が67億4,000万円で同26.7%増、経常利益が71億4,900万円で同13.5%増、純利益が48億3,000万円で同12.4%増だった。

 セグメント別のうち、化成品は売上高が382億9,800万円で同1.5%増、営業利益が21億8,500万円で同12.9%減。ゴム関連商品は、販売単価上昇や戦略商品の拡販などで増収となったものの、円安による仕入価格高騰や販売先の在庫調整などで減益。化学品関連商品は、新規取扱商材の拡販などが進んだことで増収となったが、市場の需要鈍化や円安による仕入価格高騰の影響を受けて利益は前期並み。ライフサイエンス関連商品は、香料、染料などが好調を維持したものの、電材、機能性食品原料などが低調だった。

 海外現地法人は売上高が360億3,900万円で同2.6%減、営業利益が13億4,700万円で同9.0%増。Sanyo Corporation of Americaは、フィルム関連は堅調だったが、自動車関連は低調。三洋物産貿易[上海]は、リチウムイオン電池関連は堅調に推移したものの自動車関連は低調。Sanyo Trading Asia[タイ]は、自動車関連が好調。Sun Phoenix Mexicoは、自動車関連が堅調。Sanyo Trading Indiaは、ゴム関連が好調。Sanyo Trading[Viet Nam]は、景気の落込みの影響を受けて低調。Sanyo Trading Indonesiaは、ゴム関連が好調だった。

 2024年9月期業績は、売上高1,260億円で前期比2.8%増、営業利益60億円で同11.0%減、経常利益62億円で同13.3%減、純利益40億円で同17.2%減を見込んでいる。

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