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2024年9月期第2四半期業績

三洋貿易、ゴム関連商品は減収も利益は前期並み

決算 2024-05-09

 三洋貿易の2024年9月期第2四半期(2023年10月~2024年3月)業績は、売上高が649億2,800万円で前期比4.5%増、営業利益が43億1,700万円で同13.9%増、経常利益が49億3,500万円で同31.3%増、純利益が31億4,600万円で同24.8%増だった。

 化成品は売上高が198億7,900万円で同0.5%減、営業利益が12億5,500万円で同8.5%増。ゴム関連商品は自動車の国内生産好調で原材料需要は回復基調を継続したものの、数量は前期に及ばず減収。一方の利益は高付加価値商材である副資材の販売が増加したことで、前期並みだった。

 海外現地法人は売上高が177億400万円で同0.6%増、営業利益が11億3,300万円で同59.9%増。Sanyo Corporation of Americaは、高機能性樹脂の販売単価下落により減収だったが、フィルム関連や自動車関連が堅調で増益。三洋物産貿易(上海)は景気減速の影響を受け、業績は前期比で低調だった。Sanyo Trading Asia(タイ)は自動車関連が好調。Sun Phoenix Mexicoは自動車関連とゴム関連が好調だった。Sanyo Trading Indiaは、自動車関連が好調。Sanyo Trading (Viet Nam)はゴム関連が好調で、掘削資材の新規立ち上げもあり復調した。Sanyo Trading Indonesiaは、ゴム関連が不調だった。

 業績予想を上方修正
 同社は2024年9月期業績予想および期末配当予想を修正した。業績予想は、第3四半期以降も外部環境の不確実性があるものの、事業全般として想定を上回る利益増加が継続する見込みにより上方修正。一方、配当金については、中間配当、期末配当ともに前回予想から1円増配し、1株あたり年間45円となる予定。

 ■2024年9月期通期業績予想
 ◇売上高=1,260億円(変わらず)◇営業利益=68億円(前回予想60億円、同13.3%増)◇経常利益=75億円(同62億円、同21.0%増)◇純利益=49億円(同40億円、同22.5%増)

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