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2024年3月期業績

旭化成、合成ゴム・エラストマーは堅調に推移

決算 2024-05-09

 旭化成の2024年3月期業績は、売上高が2兆7,848億7,800万円で前期比2.1%増、営業利益が1,407億4,600万円で同10.2%増、経常利益が901億1,800万円で同25.5%減、純利益が438億600万円(前年同期は919億4,800万円の損失)だった。

 合成ゴム・エラストマーが含まれる環境ソリューション事業のうち基盤マテリアル事業を除いた、セパレータ、膜・システム、合成ゴム・エラストマー事業等の売上高は2,015億円で同2%増、営業利益は102億円(前期は9億円の利益)。合成ゴム・エラストマーについては「非常に堅調に推移したが、石化全体の荷動きが良くないこともあり、ブタジエン市況の上下が大きい部分があった。そのため四半期ごとでみると、合成ゴム・エラストマーの収益もプラスマイナスあったが、年間では十分な収益をあげた。2024年度も堅実に収益をあげていくと想定している」(旭化成)と語った。

 2025年3月期業績は、売上高が2兆9,120億円で前期比4.6%増、営業利益が1,800億円で同27.9%増、経常利益が1,810億円で同100.8%増、純利益が1,000億円で同128.3%増を見込んでいる。

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