八興、6月から一部製品で価格改定を実施

　ホースメーカーの八興（阿部忠弘社長）は6月1日注文分から、一部のEIGHTRON製品および一部のオーダーメイド製品の価格改定を行うと3月27日に発表した。改定幅は、製品により異なり10～30％。今回の価格改定は、材料、副資材、人件費、電力などのエネルギー、物流費などの上昇が収益を圧迫していることが要因となっている。同社では、「合理化など徹底したコスト削減に注力してきたものの、度重なるコスト上昇分は自助努力のみで吸収することが困難となり、現状の価格では安定的な製品の供給が困難と判断し、価格改定をお願いせざるを得ない状況となった」としている。

　さらに同社では、運送業者の運賃値上げが相次いでいることにより、送料の改定も6月1日注文分から実施すると発表した。改定後の送料元払い条件としては、1回の発注金額が3万円以上は同社負担で対応するが、顧客指定の運送便および時間指定の場合、海外、北海道、沖縄、離島宛ての運賃に関しては実費での請求としている。なお送料が顧客負担となる条件は、1回の発注金額が3万円未満の場合は、従来価格1,000円が改定後1,800円の請求となる。

　また、顧客指定の運送便および時間指定の場合、海外、北海道、沖縄、離島宛ての運賃に関しては実費での請求としている。