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18年3月期第3四半期業績

住友理工、増収もコスト増等で減益

工業用品 2018-02-01

 住友理工が1月30日に発表した18年3月期第3四半期業績(IFRS)は、売上高が3,407億3,000万円で前年同期比10.5%増、事業利益(※)が80億5,100万円で同13.3%減、営業利益が79億1,400万円で同17.0%減、四半期純利益が27億3,100万円で同34.7%減となった。

 主要需要先の自動車業界は、中国で市場拡大のペースが鈍化したものの、日・米・欧は概ね堅調。一般産業用品のうち、エレクトロニクス分野の事務機器市場やインフラ分野の建機市場も、ともに回復傾向で推移している。

 売り上げ面では、中国・アジア市場が好調だったことに加え、海外事業における為替換算の影響もあり増収。一方利益面では、北米市場の新車販売減少に伴う販売数量の減、北米・アジアなどでの新規品立ち上げコストの増加、原材料価格上昇などで事業利益は減少、また為替差益減や前年同期より金融収益減により、純利益も減少となった。

※=売上高から売上原価、販売費および一般管理費を控除し、持分法による投資利益を含めて算出

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