PAGE TOP

【新年トップインタビュー】

藤倉ゴム工業社長森田健司氏、「中国、ベトナムで一貫生産ラインを構築へ」

工業用品 2018-01-11


 17年度から第5次中期経営計画を実施している藤倉ゴム工業。上期の業績は前年同期比増収増益と好調なスタートを切った。18年度は「中計の『医療関連製品の進推』と『生産技術センター設置』の2つのプロジェクトに取り組むとともに、第6次中計の骨子も決定していく」と森田健司社長は語る。

 ■17年を振り返って
 17年度上期(4-9月)業績は、前年同期比で大幅な増収増益となった。自動車販売や半導体・液晶関連市場の好調を受けて主軸部門で業績を伸ばしたほか、製造面では工場内の努力が実り不良率が低下したことで利益伸長に貢献した。

 通期業績予想を上方修正するなど、今年も堅調な見通し。今年度から第5次中期経営計画を実施しているが、良いスタートを切れた年となった。

 ■17年度上期のセグメント別状況
 主軸の「産業用資材」は増収増益。工業用品部門で国内の乗用車販売が好調を維持し、住宅設備機器、精密製造機器に使用される製品の受注も好調に推移。海外も東南アジアを中心に需要は堅調だった。制御機器部門は前年度に引き続き液晶・半導体関連部品の受注が好調で、医療関連向けや産業機械向けも堅調を維持した。

 「引布加工品」は減収増益となった。引布部門では一部自動車メーカーから好調な受注が継続。印刷材料部門では海外取引先の在庫調整があり受注は減少したが、国内で開発品など付加価値の高い製品の受注が増加。加工品部門では船舶用の受注が減少したが、セグメント全体の利益面では増加を確保した。

 「スポーツ用品」はゴルフ用カーボンシャフトのブランド力が浸透し好評だったほか、登山靴の販売は天候不順の影響を受けたものの、セグメント全体では増収増益となった。

 ■海外生産拠点の状況
 中国では自動車部品を製造する安吉藤倉橡膠第2工場の増設を進めている。ゴム練りから出荷までの一貫生産ラインを構築し、19年度中(2020年3月期)には本格稼働する計画だ。加えて自動車部品製造の第3工場増設のための用地も取得。こちらも19年度の生産開始を目指している。

 一方、東南アジア向けの製造を担うベトナムのフジクラ・コンポジット・ハイフォンでも一貫生産ラインの構築を進め、ゴム練りの工程を新規で構築する計画だ。これにより、輸送コストや為替リスクを抑え工場として独り立ちさせる。19年度半ばくらいの稼働を予定している。

関連記事

人気連載

  • a
  • 気になったので聞いてみた
  • つたえること・つたわるもの
  • ゴム業界
  • ゴム業界