三洋貿易は7月21日、同社の出資企業で木質ペレット・チップ製造及びバイオマス発電施設運営の横手湯沢フォレストサイクルが「横手発電所」(秋田県横手市)の営業運転を6月30日開始したと発表した。木質バイオマス発電所で、発電出力は1,980キロワット。7月16日には、行政、林業の関係者、原木供給者ら約50人が出席し、竣工式を行った。

竣工式には約50人が出席

 横手湯沢フォレストサイクルは2024年5月、東北電力と北日本索道、三洋貿易、太平電業の共同出資により設立。森林資源を活用した林業および木質バイオマス発電に取り組み、地域における資源循環システムの構築を目指している。


 今後は横手市と、10月末から営業運転を予定する「湯沢発電所」を置く同湯沢市で、秋田県産木材を燃料とする木質バイオマス発電所の運営とともに、植林・造林といった森林整備、燃料材の生産に取り組む。これと併せて、建築材の生産・販売も展開し、林業振興と地域活性化、脱炭素化の取り組みを推進する計画だ。

横手発電所の概要

 三洋貿易では、北海道下川町の「北の森グリーンエナジー」、静岡県小山町「FOREST CYCLE」などが運営する木質バイオマス発電所でも各種機器の納入や、運用後の保守メンテナンスを行っている。今後も各種機器の提供や保守メンテナンスを通じて、CO2排出削減と脱炭素化に貢献していく考えだ。