豊田合成は、大気圏への再突入技術を軸に地球に帰還可能な人工衛星を開発する東北大学発のスタートアップ「ElevationSpace社」に出資した。

ElevationSpace社が開発する小型衛星(ELS-R)初号機「あおば」フライトモデル


 ElevationSpace社は、宇宙と地球の軌道上での人やモノの移動を支える往復輸送システムの構築を目指し、小型衛星の開発から運用までを一貫して提供するサービスを開発。同社が開発する小型衛星は、特殊な素材の採用により、大気圏再突入時の高熱に耐え、地球へ安全に帰還できる。これにより、宇宙空間での研究成果を地上に持ち帰る頻度を高められるため、宇宙開発を加速させることに繋がると期待されている。

 豊田合成は、自動車産業が業界の垣根を越えて大きく変化しつつある中、持続的な事業成長の実現を目指し、既存事業にとらわれない新規領域の開拓を進めている。ElevationSpace社が展開する宇宙関連ビジネスは、今後成長が見込めることから、将来的に豊田合成の技術が活かせる分野の探索を見据え、同分野での知見を高めるために出資を行った。