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2023年3月期業績

日本ゼオン、エラストマー素材事業は増収減益

会員限定 決算 2023-04-26

 日本ゼオンの2023年3月期業績は、売上高が3,886億1,400万円で前期比7.4%増、営業利益が271億7,900万円で同38.8%減、経常利益が313億9,300万円で同36.5%減、純利益が105億6,900万円で同68.4%減だった。売上高は過去最高。一方、純利益については合成ゴム、ラテックスの収益性低下に伴う徳山工場の生産設備等の減損損失116億円が響いた。

 エラストマー素材事業部門は売上高が2,222億3,000万円で同10.8%増、営業利益が101億8,400万円で同45.3%減。合成ゴムは自動車生産台数が伸び悩む中、国内販売は底堅い需要に支えられ堅調に推移したが、合成ゴムの主力生産工場の定期修理に伴い出荷量を調整した結果、輸出販売数量は前期を下回った。一方、原料および燃料高騰分等の価格転嫁が進んだことから、全体の売上高、営業利益はともに前期を上回った。「(タイヤ向けが主体の)汎用ゴムは

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