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原材料高騰でさらなる値上げも

2022年1~5月ゴムシート出荷量は7.3%減と下落、自動車の減産が響く

会員限定 工業用品 2022-07-11

 ゴムシート(板)の出荷量が落ち込んでいる。日本ゴム工業会がまとめた統計によると、2022年1~5月の出荷量は6,908トンで前年同期比7.3%減だっだ。2021年はコロナ禍による落ち込みから回復し、年間を通じて概ね堅調に推移したが、2022年は年初から回復の動きが失速。メーカー各社が期待するほどの力強い動きは見られなかった。停滞の主な要因は自動車関連需要の落ち込みだ。半導体をはじめとした部品不足により2021年夏頃から停滞していた自動車生産は、新型コロナの影響や上海のロックダウンに伴うサプライチェーンの寸断により状況が悪化。自動車メーカーのさらなる減産に繋がり、ゴム業界にも波及している。一方、土木・建築関連は堅調、半導体関連はコロナ禍の中でも好調が続いており需要を下支えしている。

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