【新社長インタビュー】大成興業社長若松良太氏、責任感と誇りを持てる会社に

　■期待する製品
　ホースでは中低圧ホースの金具アセンブリシリーズのパンフレットを作成し、販売展開に注力している。中低圧ホースのアセンブリは専用の金具を作成して加締めを行っている、当社独自の技術製品となっている。中でも土木向けのセメントミルクやモルタルを高圧力で注入する「GROUTホース」や油圧回路の高温配管などに使用される「LHWホース」は徐々に需要が増加しており、今後の販売に期待している。

　またエンプラ加工では、超高分子量ポリエチレンのさらに摺動性に優れたグレード「ウルトラスライド」に期待している。高価なテフロンの代替素材として土木業界でも幅広く使用されていることから、中低圧ホースの金具アセンブリシリーズとのセット販売も視野に入れて展開していく。

　■ホームページを刷新へ
　今期中にホームページを刷新する。総務を中心に各部署でチームを組んで取り組みをスタートさせた。現在のHPは当社を知ろうとする人には分かりやすいが、当社の強みである「ホースアセンブリ」や「樹脂加工」などのキーワードでは全くヒットしない。新HPはこれらにヒットさせることで幅広くお客様に知ってもらえるものにするとともに、リクルート活動を行う学生にもPRするため、スマホ対応も検討している。来年の5月までの完成が目標だ。

　■趣味・心掛けている言葉
　趣味は音楽鑑賞。学生時代からライブや音楽フェスに良く行っている。最近の音楽フェスは子どもも楽しめるつくりになっているので、今は友人達とだけでなく、妻と二人の娘の家族でも参加している。お酒を飲みながらステージを巡っていると、一気にストレスがリセットされる（笑）。

　また、仕事を行う上で「焦らず・腐らず・楽しんで」という言葉を心掛けている。心に余裕をもつことで視野を広げ、結果が上手くいかなくても不貞腐れない。仕事や人生に楽しみを見出すことで“ハリ”を得ることが大切だと考えている。