加藤理事長はじめ役員留任
中部ゴム商組、第43回通常総会を開催
商社 2022-05-20
中部工業用ゴム製品卸商業組合(加藤已千彦理事長・カテックス社長)の第43回通常総会が5月19日、名古屋市中区の名古屋観光ホテル・曙の間で開催された。一昨年、昨年とコロナ禍のため書面決議となったが、3年ぶりに88会員の内76人が出席(本人出席36人、委任状40人)し対面での開催となった。
総会では大野裕副理事長(大野光社長)が司会を務めた。まずは物故者への黙祷が捧げられ、加藤理事長が「コロナ禍において組合活動も感染拡大にならないよう自粛と言う事態となり、組合活動がほとんどできなかった。しかし、3回目のワクチン接種、有効な薬の開発や、経済活動も戻していこうと動き出してきた。今年度の組合活動については通常に戻せるのでないかと期待している。コロナ禍ではリモートも有効に使い、そしてこうして対面も可能となってきており、こうした両面でハイブリッドでの開催もできる。今後も有益な情報交換の場として組合員企業皆様のご理解を頂き組合活動に積極的に参加いただきたい」とあいさつ。
引き続き、議長に選出された神谷信次理事(神谷ベルト社長)の進行のもと、①第1号議案・令和3年度事業報告について②第2号議案・令和3年度決算関係書類承認について③第3号議案・令和4年度事業計画案について④第4号議案・令和4年度収支予算案並びに経費の賦課徴収方法案について⑤第5号案・任期満了に伴う役員改選について―について審議され、原案通り可決した。
役員改選については、富田修次(トミダゴム)常任理事が選考委員長となり、家田高蔵(カジウラ社長)、徳永秀夫(ゴムノイナキ専務)、古川進(ストロングラバー社長)の3理事と笹原敏史氏(アダチョー社長)、石黒誠氏(石黒ベルト社長)、田中宝史氏(田中商事社長)の3人が選考員に任命され、選考にあたった。
その結果、加藤巳千彦理事長、加藤龍雄副理事長(加藤ゴム社長)、大野副理事長が留任。川島健一(川島商事社長)理事相談役も留任となった。なお、太田直実常任理事(太田廣社長、経営研究部会担当)が理事となり、神谷理事が常任理事に就任した。
また、令和4年度の主な事業計画としては①経営に関する事業として、ゴム業界に係る情報収集や提供を行う中で、特に地球温暖化防止と環境保全対策の規制強化が進む中、啓発活動の推進を図る。②教育・指導に関する事業としてマナー研修・営業社員研修・幹部社員研修など高い教育指導を行う③広報事業としては、会報「ひしょう」を通して、広報活動の充実、組合運営の円滑、活性化に努める―など、活動していく方針。
■愛三岐支部第41回通常総会を開催
中部工業用ゴム製品卸商業組合・愛三岐支部(甲田昌史支部長・池内ベルト商工社長)の第41回通常総会は、中部工業用ゴム製品卸商業組合の通常総会の前に開催。62会員の内、51人が出席(本人出席30人、委任状21人)となった。
総会では木村憲藏副支部長(丸善社長)の司会で進行。
冒頭、甲田支部長があいさつに立ち「この2年間はほとんどの事業ができなかった。唯一できたのは、一時コロナ感染が収まった昨年の忘年会だけだった。その他ボウリング大会や企業視察は残念ながら実現しなかった状態で、ほとんどの事業が出来なかった。本日は役員改選を含む5つの事案に対してご審議頂きたい」とあいさつ。
引き続き家田高蔵(カジウラ社長)議長のもと①第1号議案・令和3年度事業報告について②第2号議案・令和3年度決算関係書類承認について③第3号議案・令和4年度事業計画案について④第4号議案・令和4年度収支予算案並びに経費の賦課徴収方法案について⑤第5号案・任期満了に伴う役員改選について、審議され原案通り可決した。
役員改選では甲田支部長および家田、木村憲藏(丸善社長)両副支部長をはじめ各幹事・監事全員が再選された。
■懇親会は世界平和を願いに三本締めで閉会
中部工業用ゴム製品卸商業組合は通常総会後、賛助会員らも含めコロナ感染予防対策を施しながら、着席スタイルで懇親会を開催した。懇親会では加藤理事長から、総会において役員の再選の報告がなされ、引き続き川島理事相談役が乾杯の音頭を取り懇親会に入った。中締めは加藤副理事長が「三本締めで締めたいと思うが、そのひとつは皆さんの健康を、もうひとつは従来の生活に早く戻るように、そして最後は戦争のない平和な世界が来るように、この願いを込めて締めたい」とあいさつ。その旨を汲み取り、会場全体が一体となっての閉会となった。