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【特集】ロール・ブランケット

藤倉ゴム工業、ブランケット事業は商業印刷向けが堅調

タイヤ 2017-07-05

 藤倉ゴム工業の16年度(3月期)の印材(ブランケット)事業は、国内・海外販売ともに横ばいで推移し、通期業績は前期並みの水準となった。

 国内では、新聞印刷向けは発行部数の減少や高耐久品使用による交換期間の延長などで需要は振るわなかったが、商業印刷向けの販売は堅調だった。業績を牽引したのはUV印刷用のブランケットで、特に市場認知度の高い「S-PRIA UV」やパッケージ印刷にも適した「UV GREEN」の2品種が好調だった。

 同社では昨年1月に住友ゴム工業のブランケット事業を受け継ぎ、それに伴いUV印刷用の製品ラインアップを従来の2品種から4品種に拡大した。その結果、「提案の幅やユーザーの選択肢が拡がり、着実に採用の増加に繋がっている」(同社)。

 一方海外向けでは、中国は価格競争の激化や環境問題による印刷会社の減少などで大きく落ち込んだが、それ以外の地域は概ね堅調だった。昨年3月に販売及びオペレーションを開始したインド・コルカタの加工・販売合弁会社「フジクラ・グラフィックス・インディア」も軌道に乗り、油性・UV両印刷に対応する「FS-70」を中心に販売は好調。欧州では代理店の拡大とOEM品採用などで売り上げを伸ばした。

 足元の状況は国内・海外ともに堅調。特に海外はインドや東南アジアが好調で、「今期は良いスタートが切れている」(同)と手応えを感じている。

 今期末に向けては引き続きUV印刷用を中心に拡販し、海外では「FS-70」などの展開にも注力していく方針。加えて、今期はニス印刷用の「FP-75」の拡販にも努める。ニス印刷は印刷物に光沢感や保護効果を与えるもので、国内以上に海外でのニーズが高い。「FP-75は光沢感の良さが機械メーカーからも高く評価されている」(同)ことから、売り上げに貢献する製品として期待している。

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