PAGE TOP

生産時のCO2削減に向けて

豊田合成、社内教育施設「省エネ道場」を開設

タイヤ 2022-09-07

 豊田合成は、生産工程の省エネ事例などを社内で共有し、エネルギーの無駄をなくしていくための教育施設「省エネ道場」を美和技術センターに開設した。仕入先などとも好事例を共有し、サプライチェーン全体のCO2削減に向けた取り組みを推進していく。

省エネ道場の様子


 同社は、工場の電力・熱などのエネルギー消費を減らす「省エネ」(電力総使用量の低減)と、太陽光・風力発電といった「再生可能エネルギー導入率の向上」(電力源の切り替え)により、生産活動におけるカーボンニュートラルの実現を目指す。

 同道場では、ヒートポンプの省エネ効果をヒーターとの比較で体感するコーナー、エアコンプレッサーから送られる空気の漏れや配管の長さなどによる動力損失の事例、同社がEサーモジェンテック社と共同開発中の設備の排熱を電力に変換できる「熱電発電」の新技術など、計15事例を紹介している。

関連記事

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物