【新年インタビュー】住友ゴム工業池田育嗣社長
「世界3極体制に移行しグローバル経営が強固になった」
タイヤ 2017-01-06

■アジア・大洋州での戦略
環境規制が進むと予想されるアジア市場で、環境対応タイヤのラインアップを拡大します。昨年から中国とタイで販売を開始した「エナセーブEC300+」を、今後アジア全域に販売拡大していきます。中国市場では、総合的なメンテナンスサービスを提供する新チャネル「Dガード」の展開を強化します。昨年から本格展開したファルケンブランドの取扱店は約600店となり、ダンロップと合わせた総取扱店舗数は約6,000店となりました。
■産業品事業の状況
成長商材であるクリーンラバーと制振が年間を通じて好調に推移しました。クリーンラバーは、昨年買収したスイスの医療用ゴム部品会社ロンストロフ社を核として、今後、欧州市場でのさらなる成長をはかります。制振は戸建て住宅用制震ダンパー「ミライエ」が順調に販売を伸ばしました。熊本地震の際にもミライエを設置した住宅は1棟も倒壊せず、高い評価を受けました。インフラ製品は、東京オリンピック需要に期待しています。港湾整備物件を受注するなど関連需要の取り込みを進めました。五輪向けでは、床材や人工芝に加え、沈埋トンネル工法に対応したパッキングの拡販に期待しています。
■2017年度の方針
国内・海外とも経済成長は力強さを欠き、タイヤ、スポーツ、産業品いずれの事業も競合他社との競争激化が見込まれるなど事業環境の厳しさが増すと思われますが、中計目標を超過達成し、業績回復をはかる重要な年となります。こうした状況を踏まえ、2017年は技術力・営業力を強化し、収益力を高める。そして組織を牽引するような人材の育成に力を入れていきます。
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