マルチ・ステークホルダー・アプローチを採用
コンチネンタル、「持続可能な天然ゴムの調達方針」を策定
タイヤ 2018-12-26
コンチネンタルは10月16日、持続可能な天然ゴムの調達方針(Sustainable Natural Rubber Sourcing Policy)を発表した。
同社のゴム・グループは、就労者、コミュニティ、森林、生物多様性、農地に目を向け、早い段階で森林伐採、贈収賄、土地収奪などの潜在的リスクを発見することを目指す。同社では、この分野における持続可能なビジネス慣行を自社のみでは達成するのは難しく、すべての関係者との共同作業によってのみ達成できるとの判断から、マルチ・ステークホルダー・アプローチを採用する。
この目的達成に向け、調達方針においては、天然ゴムのバリュー・チェーンに関わる関係者を対象に責任と義務を定めた。同方針では、発展を目指す6つの領域、すなわち、サプライヤーおよび農業従事者への関与(Engaging with Suppliers and Farmers)、利害関係者の関与(Stakeholder Engagement)、トレーサビリティの拡大(Increasing Traceability)、省資源(Saving Resources)、リサイクル(Recycling)、天然ゴムの代替供給源の特定(Identification of Alternative Natural Rubber Supply Sources)を明示している。
持続可能な天然ゴムの調達方針を持って、同社は競合他社およびパートナーとともに長期的な目標達成への努力を重ねていく。
ミクロレベルではインドネシアの第三者機関との共同プロジェクトや、マクロレベルではWBCSDタイヤ産業プロジェクトのように、世界中でさまざまなプロジェクトを同時に進めながら、一つの目標の達成に向っている。
同社は、持続可能な天然ゴムのためのグローバル・プラットフォーム(Global Platform for Sustainable Natural Rubber=GPSNR)を支持し、設立メンバーでもある。調達方針を策定し、バリュー・チェーン全体で天然ゴムの持続可能な調達を実行することで、資源調達計画を明確かつ透明性を持って示していく。
同社の「持続可能な天然ゴムの調達方針」は、https://www.continental-corporation.com/en/company/for-suppliers/supplier-informationからダウンロードできる。
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