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乗用車用スタッドレスタイヤ

横浜ゴム、「iceGUARD6」の凄さとは ①冬用タイヤの違い

タイヤ 2018-02-14

雪上ハンドリングは、日下部さんによると「スタッドレスタイヤはハンドルの応答性が良く、手応えもあるため、タイヤが今どういう状態なのかが分かる」という。いずれのタイヤも小さな舵角だと反応良く曲がるが、そこから舵角を大きくしていくと、舵角分しっかりと曲がっていくスタッドレスタイヤと違い、オールシーズンタイヤは横滑りし、ウィンタータイヤもある一定を超えると曲がりにくくなる。コントロール性という点で、スタッドレスタイヤの性能の高さがハッキリとうかがえる結果だった。

今回の結果をみて、オールシーズンタイヤやウィンタータイヤが、スタッドレスタイヤに比べ性能が低いというわけではない。ただ日本の事情に合わないだけだ。きっと北米ならばオールシーズンタイヤ、欧州ならばウィンタータイヤがベストマッチのはずで、それゆえに地域の事情に合ったタイヤを開発することが、いかに重要なのかを知る良い機会だったと思う。

左からウィンタータイヤ「V905」、スタッドレスタイヤ「iceGUARD6」、オールシーズンタイヤ「S323」。求める特性が違うことで、トレッドパターンがまるで異なる

◇スタッドレスタイヤ=氷雪性能に優れる。降雪量が多く、気温の高低差がある日本では氷、水、氷を繰り返すことで、ミラーバーンやブラックアイスバーンといったつるつるの凍結路が発生する。タイヤメーカーによると、「タイヤにとっては、世界的にみても過酷な環境」で、雪上だけでなく、氷上でいかに威力を発揮するのかが重要になる。

◇オールシーズンタイヤ=全天候型のタイヤ。その名の通り、季節を問わず1年を通して一定のパフォーマンスを出すことができるが、凍結路には向かない。パターンの見た目はサマータイヤに似ている。

◇ウィンタータイヤ=気温がそれほど低くならず、降雪量も少なめの欧州は、浅雪、ウエット路が多い。そのため、スノー性能に加え、ドライ・ウエット性能に優れる。また、高速走行が可能というのも特徴。例えばドイツは、気温が7℃以下になるとタイヤの履き替えが義務付けられている。ドライのアウトバーンを走る場合もあるわけで、高速走行可能という特性が必要になる。

◇スタッドタイヤ=鋲(スタッド)の付いたタイヤ。日本では以前に、スパイクタイヤと呼ばれ使用されていた。現在、日本での使用は禁止されているが、気温が極めて低く、低温の凍結路になる北欧・ロシアでは依然として使用されている。

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