大阪市立大(現・大阪公立大)発のスタートアップ、SIRC(サーク)は9月3日、豊田合成と製造業の脱炭素化支援を目指し共同開発した電力ロス解析機能を持つシステム・装置の導入効果を、ウェブ上で公開した。

設置工事不要ながら自動解析を実現

 電力ロス解析機能を搭載する「SIRCクラウド」と「IoTセンサ」を、生産現場に導入した豊田合成の事例を、同社カーボンニュートラル・環境推進部の担当者らとのインタビュー記事で紹介した。

 記事では、以前は電力の“見える化”にとどまり具体的な改善策を見つけにくかった状況が、解析機能によって休日・生産停止中・立上げ・立下げなど状況ごとの電力ロスの自動分類が可能となり、優先すべき設備や対策をつかめるようになったことが語られた。さらに、データ処理・解析にかかる時間が従来より83%短縮できたこと、設置工事の不要なシステムのメリットなど、両社の共同開発の成果を示した。