2026年3月期第3四半期業績
不二ラテックス、精密機器事業は2ケタ増収大幅増益
決算 New! 2026-02-05
不二ラテックスの2026年3月期第3四半期(4~12月)業績は、売上高が51億1,300万円で前年同期比7.0%減、営業利益が3億6,000万円で同88.1%増、経常利益が3億300万円で同81.1%増、純利益が9,500万円で同2.2%減だった。
セグメント別にみると、医療機器事業は、売上高が16億4,300万円で同19.4%減、営業利益が5,900万円で同72.0%増。
コンドームの製造停止に伴い前年までの製品コンドーム売り上げが減少し、ヘルスケア商品群は検査薬を中心に売り上げが好調に推移したものの、一部の値上げ品に対する駆け込み需要の反動減もあり、メディカル製品と併せた医療機器事業全体では減収。利益面では、減収に伴う減益要因に対して、ヘルスケア部門の工場移転による生産コスト構造の変更などに伴う費用低下要因が上回ったため大幅な増益となった。
精密機器事業は、売上高が32億7,100万円で同11.4%増、営業利益が7億9,200万円で同53.6%増。
市場の回復に伴い受注残が堅調に推移し、一部海外市場向けで減速感が顕在化したものの、事業全体としては2ケタ増収。利益面では、増収に伴う増益要因に加えて、生産性の改善などによる原価低減効果により大幅な増益となった。
SP事業は、売上高が6,300万円で同82.5%減、営業損失が4,300万円(前年同期は400万円の損失)。
フィルムバルーンを中心とした売り上げが低調に推移したことや、品質改善を目的とした返品の発生などにより減収。利益面では、減収や返品に伴う費用処理が影響したことで損失幅が拡大した。
食品容器事業は、売上高が1億3,400万円で同17.8%減、営業損失が7,900万円(同1,500万円の損失)。
主力取引先への販売が低調に推移したほか、新たなビジネスの収益化が遅れていることもあり減収。利益面では、減収および新生産設備稼働と工場移転の遅れに伴う生産効率性の低下などにより損失幅が拡大した。
業績予想を下方修正
同社は2026年3月期通期業績予想を下方修正した。売上高は、主力事業の精密機器事業が好調に推移している一方で、医療機器事業における製品コンドームの製造停止に伴う減収分をほかの製品などの売り上げで補完できなかったことおよびSP事業の売り上げ不振の影響により前回予想を下回る見込み。
営業利益は、減収影響や人件費上昇に伴う販管費の増加が一部影響し前回予想を下回る見込み。経常利益は、当初予想よりも営業外費用が低水準となったことで前回予想を下回る見込み。純利益は、主に栃木工場閉鎖に伴う土地の減損損失を含む2億4,200万円を特別損失として計上する見込みだが、損失計上額が事前の想定よりも増加したことにより前回予想を下回る見込み。
■2026年3月期通期業績予想
◇売上高=67億4,400万円(前回予想74億6,000万円、増減率9.6%減)◇営業利益=3億6,800万円(同5億7,200万円、同35.5%減)◇経常利益=2億9,100万円(同4億8,800万円、同40.3%減)◇純利益=3,500万円(同2億8,300万円、同87.5%減)
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