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2025年3月期第2四半期業績

不二ラテックス、医療機器事業は増収黒字転換

決算 2024-11-05

 不二ラテックスの2025年3月期第2四半期(2024年4~9月)業績は、売上高が36億3,900万円で前年同期比5.9%減、営業利益が1億3,400万円で同45.4%減、経常利益が1億1,900万円で同50.0%減、純利益が5,800万円で同66.6%減だった。

 セグメント別にみると、医療機器事業は売上高が14億700万円で同15.2%増、営業利益が6,900万円(前年同期は200万円の損失)。

 主力のコンドームは、新素材コンドーム「SKYN」をはじめとするヘルスケア商品群やメディカル製品が順調に推移し増収。利益面では不採算製品の見直し、生産歩留まりの向上、販売費節減への継続的な取り組みなどにより黒字転換を計上した。

 精密機器事業は、売上高が18億9,800万円で同10.8%減、営業利益が3億900万円で同32.6%減。

 精密機器事業は、中国をはじめとする海外経済の減速により、世界的な設備投資停滞傾向や一般産業機械市場の低迷による受注弱含みが依然として続いており減収。利益面では、減収に加えて、労務費の上昇や生産調整に伴うコスト増加を価格転嫁や赤字取引条件の見直しなどで吸収できず減益となった。

 SP事業は売上高が2億2,300万円で同43.6%減、営業損失が500万円(同1,300万円の利益)。前期に発生した特需の剥落や主力取引先への納期遅延などの発生に伴い、減収減益となった。

 食品容器事業は売上高が1億1,000万円で同7.1%減、営業損失が1,100万円(同1,600万円の利益)。猛暑による一部食品の需要低下や取引先の商品政策変更の影響を受けて減収。処遇改善による労務費の増加や原材料の切替えなどに伴う原価率の上昇で減益となった。

 2025年3月期通期業績は、売上高81億円で前期比7.9%増、営業利益5億4,000万円で同22.8%増、経常利益5億1,000万円で同33.5%増、純利益2億9,000万円で同0.1%増を見込んでいる。

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