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2025年3月期業績

ENEOSホールディングス、S-SBRの販売数量は過去最高

決算 2025-05-12

 ENEOSホールディングスの2025年3月期(2024年4月~2025年3月)業績(IFRS)は、売上高が12兆3,224億9,400万円で前期比0.2%減、営業利益が1,060億9,300万円で同72.2%減、純利益が2,260億7,100万円で同21.5%減だった。

 セグメント別のうち、エラストマーを含む機能材セグメントは、売上高が3,470億3,800万円で同13.1%増、営業利益が176億7,100万円で同146.8%増。販売数量は需要回復やサプライチェーンの正常化により増加。また、原料市況の高騰や円安を主因としたマージン拡大などにより増益となった。

 機能材セグメントにおける戦略製品で、主に低燃費タイヤの接地面に使用される溶液重合スチレン・ブタジエンゴム(S-SBR)は、高機能・高付加価値化を目指した商品開発を進めたことでグローバル市場における需要を着実に取り込んだ結果、特に高機能グレードの販売が拡大し、S-SBRの販売数量は過去最高を記録した。

 2026年3月期業績は、売上高11兆7,000億円で前期比5.1%減、営業利益3,600億円で同239.3%増、純利益1,850億円で同18.2%減を見込んでいる。

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