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2025年3月期第1四半期業績

旭化成、合成ゴム・エラストマー事業は数量増

決算 2024-08-01

 旭化成の2025年第1四半期(4~6月)業績は、売上高が7,359億3,400万円で前年同期比13.1%増、営業利益が498億7,300万円で同128.9%増、経常利益が537億1,800万円で同151.3%増、純利益が340億9,200万円で同255.5%増だった。

 SSBR(溶液重合スチレンブタジエンゴム)など合成ゴム・エラストマー事業が含まれる環境ソリューション事業は、売上高が1,469億円で同26.4%増、営業利益が99億円で黒字転換。合成ゴム・エラストマー事業は数量は伸びたものの、交易条件の悪化で、増収も利益は横ばいだった。第2四半期(7~9月)は、タイヤ用SSBRの販売は引き続き堅調を見込んでいる。

第2四半期業績予想を上方修正

 同社は2025年3月期第2四半期(4~9月)業績予想を上方修正した。マテリアル領域を中心に円安により交易条件が改善することに加え、需要回復による販売数量増加等が寄与する。

 ■2025年3月期第2四半期業績予想
 ◇売上高=1兆5,010億円(前回予想1兆4,280億円、増減率5.1%増)◇営業利益=950億円(同800億円、同18.8%増)◇経常利益=935億円(同780億円、同19.9%増)◇純利益=530億円(同400億円、同32.5%増)

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