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2025年3月期第1四半期業績

住友理工、自動車用品、一般産業用品とも増収増益

決算 2024-07-31

 住友理工の2025年3月期第1四半期(2024年4~6月)業績(IFRS)は、売上高が1,576億1,500万円で前年同期比8.2%増、事業利益が84億7,600万円で同30.3%増、純利益が59億2,400万円で同81.4%増だった。

 セグメント別にみると、自動車用品は売上高が1,424億4,800万円で同8.5%増、事業利益が72億7,000万円で同25.8%増。外部顧客への売上高は、主要顧客による減産の影響があったものの、円安の進行による為替換算の影響により増収。事業利益は、原価低減活動、生産効率の向上や為替換算の影響により増益となった。

 一般産業用品は売上高が151億6,700万円で同6.1%増、営業利益が12億600万円で同65.9%増。外部顧客への売上高は、高圧ホースおよびプリンター向け機能部品の主要顧客による生産台数の増加や円安の進行による為替換算の影響により増収。事業利益は、販売数量の増加およびプリンター向け機能部品事業における構造改革の進展により増益となった。

業績予想を上方修正

 同社は2025年3月期第2四半期業績予想および2025年3月期通期業績予想を上方修正した。

 第2四半期については、主要顧客による減産の影響があるものの、円安の進行により海外子会社の売上高が邦貨換算で増加するため、売上高は前回予想を上回る見込み。損益面は、邦貨換算影響、原価低減活動および経費支出の抑制による収益の上振れなどにより、前回予想を上回る見込み。

 通期業績については、第2四半期の売上高、利益の変動や円安の進行による影響、依然続く主要顧客の減産懸念などを加味し修正した。

 ■2025年3月期第2四半期業績予想
 ◇売上高=3,090億円(前回予想3,030億円、増減率2.0%増)◇事業利益=140億円(同120億円、同16.7%増)◇純利益=79億円(同59億円、同33.9%増)

 ■2025年3月期通期業績予想
 ◇売上高=6,250億円(前回予想6,100億円、増減率2.5%増)◇事業利益=330億円(同310億円、同6.5%増)◇純利益=177億円(同161億円、同9.9%増)

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