2023年3月期第3四半期業績
旭化成、マテリアルは増収減益
決算 2023-02-08
旭化成の2023年3月期第3四半期(2022年4~12月)業績は、売上高が2兆404億1,700万円で前年同期比11.8%増、営業利益が1,163億2,200万円で同33.2減、経常利益が1,119億900万円で同39.2%減、純利益が660億4,300万円で同53.0%減だった。
セグメント別のうち、マテリアルセグメントは売上高が1兆58億円で同12.9%増、営業利益が487億円で同44.8%減。円安や石化製品市況高騰などを受けた価格転嫁による販売価格の上昇に加え、デジタルソリューション事業が堅調に推移したものの、セパレータやエンジニアリング樹脂の販売数量減少や操業度低下、基盤マテリアル事業の交易条件悪化や在庫受払差の減益影響などにより減益となった。
通期業績予想を下方修正
同社は2023年3月期通期業績予想の下方修正を発表した。売上高、営業利益、経常利益は、半導体不足の長期化、中国のロックダウン、景気後退などによる需要減速および石化市況の下落などを背景に、マテリアル領域の基盤マテリアル事業やデジタルソリューション事業の業績が想定より悪化することや、ヘルスケア領域におけるクリティカルケア事業の利益回復の遅れによる影響などにより、前回発表予想を下回る見込み。また、純利益は、上記要因に加え、ヘルスケア領域のVeloxis社再編に伴う税金費用の戻りが2023年度以降にずれ込む影響などにより、前回発表予想を下回る見込み。
■2023年3月期通期業績予想
◇売上高=2兆7,370億円(前回予想2兆8,510億円、増減率4.0%減)◇営業利益=1,250億円(同1,770億円、同29.4%減)◇経常利益=1,180億円(同1,780億円、同33.7%減)◇純利益=700億円(同1,290億円、同45.7%減)
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