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2023年3月期第2四半期業績

三菱ケミカルグループ、機能商品セグメントは増収減益

決算 2022-11-09

 三菱ケミカルグループの2023年3月期第2四半期(4~9月)業績(IFRS)は、売上収益が2兆2,698億800万円で前年同期比20.4%増、コア営業利益が1,226億2,100万円で同21.5%減、四半期利益が739億4,400万円で同13.2%減だった。

 セグメント別のうち、機能商品セグメントは売上収益が6,343億3,100万円で同11.9%増、コア営業利益が422億6,400万円で同7.8%減。

 ポリマーズ&コンパウンズサブセグメントは、自動車用途を中心に販売数量が減少したものの、原料価格上昇に伴い販売価格への転嫁を推進したことや為替の影響などにより増収となった。

 通期業績予想を修正
 同社は2023年3月期通期業績予想の修正を発表した。

 それによると、下期については、機能商品セグメントにおけるディスプレイ関連での需要減速やケミカルズセグメントのMMAを中心とした市況および需要の軟化からの回復が見込みにくいこと、またヘルスケアセグメントにおいては新型コロナウイルスワクチンの実用化に課題が生じており、コア営業利益以下の各段階損益が前回発表予想数値を下回る見込み。

 ■2023年3月期通期業績予想
 ◇売上収益=4兆7,250億円(前回予想4兆4,360億円、増減率6.5%増)◇コア営業利益=2,400億円(同2,750億円、同12.7%減)◇当期利益=1,320億円(同1,530億円、同13.7%減)

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