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2022年3月期業績

ポバール興業、ベルト関連製品は大幅増収

決算 2022-05-18

 ポバール興業の2022年3月期業績は、売上高が34億7,500万円で前期比6.8%増、営業利益が3億7,000万円で同14.7%増、経常利益が3億8,000万円で同8.9%増、純利益が2億7,900万円で同32.2%増だった。

 セグメント別にみると、総合接着・樹脂加工は売上高が29億1,800万円で同8.9%増、営業利益が4億2,700万円で同35.6%増。

 研磨関連製品は、ディスプレイ向けの販売が低下した一方、ベルト関連製品は、主力の自動車・鉄鋼業界向け製品の好調な伸びに加え、食品業界向けの堅調な需要に支えられて大幅な増収となった。

 地域別では、日本国内は新型コロナウイルス感染症の影響が依然として残るものの、国内景気が持ち直しの動きを示すなか、同社の製品販売はほぼコロナ前の水準にまで回復した。

 アジア地域は、中国経済の回復と伴に売り上げを伸ばしたものの、足元では再びロックダウンの影響によって先行きは不透明な状況。タイは変異株の感染拡大によって経済活動停滞の影響を受けた。

 特殊設計機械は売上高が5億5,600万円で同2.9%減、営業損失が400万円(前期は6,000万円の利益)。

 特殊設計機械は、食品業界向けの特需が一服し、新規案件の延期が継続するなど、引き続き厳しい状況となった。

 2023年3月期通期業績予想は、売上高35億7,300万円で前期比2.8%増、営業利益4億300万円で同8.9%増、経常利益4億3,500万円で同14.5%増、純利益3億300万円で同8.4%増。

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