コラム「Front Line」
高付加価値品の高まりが業績を牽引する原動力に
会員限定 連載 2024-02-19
取り巻く環境が逆風の中、国内タイヤメーカー4社の業績には対照的に過去最高が並んだ。
国内タイヤメーカー4社の2023年12月期業績は、全社が売上収益(TOYO TIREは売上高)で過去最高を達成、横浜ゴムとTOYO TIREは各利益段階でも過去最高だった。4社の売上収益と各利益は、アルゼンチンの超インフレ会計による減益影響を受けたブリヂストンの調整後営業利益を除けば、いずれも前年を上回る数値で着地した。
2023年のタイヤを取り巻く市場環境は、好業績とは裏腹に逆風だった。半導体不足の緩和等を受け、新車用タイヤこそ回復基調にあったものの、市販用タイヤに関してはトラック・バス用タイヤを中心に米国、欧州の需要が大きく減退、日本国内でも暖冬により利益率が高いと言われるスタッドレスタイヤの販売が苦戦を強いられた。
厳しい市場環境の中でも、好業績の追い風となったのが
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