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コラム「Front Line」

異常なコスト上昇に値上げが追いついていない

会員限定 連載 2023-01-30

 2023年のゴム業界にとって最大の懸念材料は、主需要先である自動車生産の回復状況だろうが、価格転嫁もそれと肩を並べるレベルにある。原材料の高騰に加え、電力などユーティリティコストの未曽有の高騰をいかに転嫁していくかは、決して避けて通ることのできない最重要なテーマとして挙がる。

 年が明けて、まず値上げに動いたのがタイヤメーカーだ。1月20日にブリヂストンが、1月27日にはTOYO TIREが、国内市販用タイヤの値上げを発表した。両社とも2022年以降で3回目の値上げとなる。

 原材料価格、ユーティリティコストの高騰は、

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