ゴム業界の関心の高さ示す
日本ゴムトレーディング協会、EUDRテーマの講演会に130人が参加
その他 2024-02-13
日本ゴムトレーディング協会(鈴木秀法会長・住友ゴム工業)は2月1日午後4時から、東京都千代田区の三洋貿易の本社・会議室で「天然ゴム並びに天然ゴム製品が対象となる欧州森林破壊防止規則(EUDR)」をテーマに第10回RTAJ講演会を開催した。
講師には、みずほリサーチ&テクノロジーズのサステナビリティコンサルティング第2部グローバルイノベーションチームの大橋柚香主任コンサルタントを招いた。
講演会は会場とオンライン形式で行われ、参加者は会員企業、賛助会員企業、会員外のゴム関連企業などから130人が参加するなどEUDRに対し関心の高さをうかがわせた講演会となった。
開会に際し鈴木会長は「今、ゴム業界はEUDRに対し非常に関心が高く、なんとなくわかっている気になっているが、実際はどの程度把握しているか判断が難しい。今回この講演会でより知識を深めてほしい」とあいさつした。
講演会で大橋氏は「欧州森林デューデリジェンス規制の動向」をテーマに①EUDR成立までの動き②EUDRの内容③EUDRで求められる対応――などについて解説。さらに、会場やオンラインでの参加者から多数の質問を受けながら、「天然ゴムの場合、サプライチェーンの複雑さ、競合他社や国地域などの対応状況も影響する。今後、リスク軽減措置の可能性もあり、動向を注視して欲しい」とした。
新年交流会も開催
日本ゴムトレーディング協会は第10回RTAJ講演会後、会場を四季交楽「然」に移し、新年会員交流会を行った。
交流会ではタイ王国大使館農政担当官事務所のサコン・ワナセッティー公使参事官が「昨年8月、念願だった日本ゴムトレーディング協会のタイ天然ゴム事情を視察するミッションを実現でき、今後ともタイとの交流が盛んになることを願っている」と語り乾杯の音頭を取り懇親と会食に入った。また中締めは理事でアールワン・インターナショナル・ジャパンの半田利伸社長が務め散会となった。
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