2021年(1~12月)のゴム製品生産・出荷実績
3年ぶりに増加もコロナ前に届かず
会員限定 その他 2022-02-24
経済産業省が2月15日に発表した2021年(1~12月)のゴム製品生産・出荷金額実績は、合計出荷金額が2兆1,882億7,000万円で前年比13.3%増となり、3年ぶりに前年を上回った。新型コロナ前の2019年(2兆2,997億8,700万円)との比較では95%の水準だった。
2020年はコロナの影響がゴム業界にも波及。ゴム製品の生産・出荷にも大きな影を
落とした。1月は前年同月比6.1%減、2月は同7.8%減、3月は同8.4%減、4月は同24.5%減、5月は同43.9%減、6月は同34.8%減、7月は同27.7%減、8月は同19.0%減、9月は同8.1%減、10月は同3.7%減、11月は同5.6%減、12月は同1.0%減と、年間を通じて2019年を下回った。特に緊急事態宣言が発出された4月を皮切りに、4~8月は2ケタ以上のマイナスとなるなど、日本のゴム業界は停滞を余儀なくされた。
一方、2021年は、1月(前年同月比2.9%減)、2月(同3.5%減)は前年同月を下回ったものの、3月(同10.0%増)からはプラスに転じ、4月(同25.7%増)、5月(同48.4%増)、6月(同55.2%増)、7月(同27.7%増)、8月(同16.3%増)、9月(同0.1%増)、10月(同1.4%減)、11月(同9.3%増)、12月(同6.4%増)で推移した。特に4~8月にかけては、大幅に落ち込んだ2020年の反動により、大幅なプラスだった。
2021年のゴム製品生産・出荷実績を品目別にみると、自動車タイヤは生産数量が1億3,805万3,000本で前年比13.8%増、出荷金額が1兆1,462億6,000万円で同15.6%増。生産数量は3年ぶりのプラス、出荷金額は2年ぶりのプラス。生産量、出荷金額とも全品種が前年比2ケタ増となった。コロナ前の2019年比では生産量、出荷金額とも94%の水準だった。
ゴムベルトは生産新ゴム量が1万9,043トンで同13.5%増、出荷金額が714億5,000万円で同22.8%増。生産新ゴム量は5年ぶりのプラス、出荷金額は3年ぶりのプラス。品種別では、歯付ベルトとその他のゴムベルトが生産新ゴム量、出荷金額とも大幅なプラスとなった。コロナ前の2019年比では生産新ゴム量が98%、出荷金額が105%の水準だった。
ゴムホースは生産新ゴム量が3万2,390トンで同11.8%増、出荷金額が1,388億1,200万円で同11.1%増。生産新ゴム量、出荷金額とも3年ぶりのプラス。品種別では高圧用ホース、自動車用ホースが生産新ゴム量、出荷金額とも大幅なプラスとなった。コロナ前の2019年比では、生産新ゴム量で94%、出荷金額で97%の水準だった。
工業用品は生産新ゴム量が16万1,743万トンで同8.4%増、出荷金額が6,959億6,800万円で同11.1%増。生産新ゴム量、出荷金額ともに3年ぶりのプラス。品種別では防舷材、パッキン類、オイルシール、ゴム板が生産新ゴム量、出荷金額とも前年比2ケタ増となった。コロナ前の2019年比では、生産新ゴム量で92%、出荷金額で96%の水準だった。
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