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全豪オープンなど大会使用球で

住友ゴム工業 、テニスボールのプラスチック蓋を廃止

その他 2022-01-31

 住友ゴム工業は、テニスの四大大会のひとつ「全豪オープン」などで使用されているダンロップブランドの大会使用球「Dunlop Australian Open」の納入に際し、これまで容器に付属されていたプラスチックの蓋を廃止し、プラスチック使用量の削減に取り組んでいる。同社では、これによりプラスチック使用量を約0.34トン削減することが可能だとしている。

 現在テニスボールの容器には、加圧容器を開けた後の持ち運びの利便性を考慮し、プラスチックの蓋が付属されていることが多い。一方で、短期間に使用される大会使用球においては、こうした利便性をさほど考慮する必要がないため、今回「全豪オープンシリーズ」主催のテニスオーストラリアと協議のうえ、SDGsの観点からプラスチックの蓋を付属せずに納入することとなった。


2022年の全豪オープンの様子



 また、同社が2021年12月にSNSで行ったアンケートでは、65%のテニス愛好家が、「今後地球環境のためには、プラスチックの蓋なしで販売されたら“蓋なしを買う”」と回答。同社はSDGsの観点から、今回の大会使用球におけるプラスチックの蓋の廃止にとどまらず、ユーザーの利便性も配慮しながら、スポーツ事業全体で2030年までに製品包装材で使用するプラスチックを半減することを目指す(2019年比)。

 さらに、スポーツ事業におけるSDGs関連の取り組みを紹介するホームページ(https://sports.dunlop.co.jp/sdgs/)を新たに作成し、今後さまざまな発信や啓蒙活動を加速していく。

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