JSR、非継続のエラストマーは増収増益

　JSRの2022年3月期第3四半期（2021年4～12月）業績（IFRS）は、売上収益が2,565億9,400万円で前年同期比14.7％増、コア営業利益が422億8,900万円で同45.0％増、純利益が353億7,200万円で同430.0％増だった。

　非継続事業のエラストマー事業は、売上収益が1,348億円で同45%増、コア営業利益が101億円（前年同期は127億円の損失）、販売数量は同20％拡大した。「顧客市場の回復、溶液重合スチレンブタジエンゴム（SSBR）の伸長、コスト削減の進捗により好調に推移した。ENEOSへの営業譲渡へ向けた各種構造改革関連費用が発生し、最終的な譲渡価格に関しては、当年度末のバランスシートに基づき決定される。従って、現時点での非継続事業の当期利益の見通しはゼロに置いている」（宮崎秀樹取締役常務執行役員）。