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【特集】ゴルフボール

ブリヂストンスポーツ、団塊世代を納得させる商品・サービス提供

その他 2016-12-12

西村健取締役常務執行役員


 ■16年業績見通し
 国内マーケットが厳しい中で、ゴルフボールは健闘し前期比105%以上になる見込みです。特価品の販売を絞り込む一方、プロパー商品の販売は2割以上増えました。特価品の販売を抑え、プロパー商品を伸ばしたことが増収の要因です。

 シューズ、バッグ、グローブなどのゴルフ用品も同104%の見込みです。シューズはダイヤル式シューレースシステムのスパイクレスシューズ「ゼロ・スパイク バイター」の販売が好調でした。脱ぎ履きが楽な点や、汚れが付きにくい点も評価されています。アパレルも102%と堅調でした。対前年比で厳しかったのはクラブです。

 海外は為替の影響もあり減収する見通しです。米国市場は大手流通の経営破綻もあり大変厳しい環境でした。

 この結果、ゴルフ事業全体では前期に比べ若干の減収になる見込みです。

 ■17年の見通し
 ゴルファー人口が減少傾向にあります。現在中心になっているのは60歳代の団塊の世代で、20代、30代、40代といった若年層のゴルファー人口がなかなか増えません。ただ団塊の世代は、ゴルフ歴が長くプレー頻度も高いので、安定した需要が見込めます。こうした世代が納得できる商品やサービスであれば、厳しい市場環境の中でも売れると思います。

 国内市場では、全社的にアスリートゴルファーに向けたブリヂストンゴルフ「ツアーB」シリーズに注力していきます。今春から展開しているシリーズですが、来年も徹底してツアープレゼンスを上げていきます。

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