“ディープ感”と“風に強い弾道”が進化
ブリヂストンスポーツ、ゴルフボール「TOUR B X/XS」を発売
工業用品 2024-01-30
ブリヂストンスポーツは1月25日、東京都港区のブリヂストングローバル研修センターで、「ブリヂストン ゴルフボール TOUR B X/XS 新商品発表会」を開催。2月9日から発売するTOUR B X/XSの2024年モデルを披露した。
冒頭、ブリヂストンスポーツの磯部正博社長が登壇し、「ブリヂストンでは創業した1931年の翌年には純国産のゴルフボールの開発に着手しており、90年を超える歴史がある。ブリヂストングループでは、タイヤ研究で培われた路面とタイヤの接地面である接点に注目し、開発を続けている。当社でも同様にボールとクラブの接点を科学し、接点を極め続けることで、当社らしい、当社にしかできない製品の開発に繋げている。
今回の新商品の開発にあたっては、タイガー・ウッズ氏はもちろん、多くの契約プロやアマチュアゴルファーの声に耳を傾け、作品の開発・テストを繰り返してきた。飛んで、止まるという相反する要求性能を次の次元に高めるべく、現行製品(2022年モデル)で実現した乗り感に加え、タイガー氏が求めるディープ感の具現化に挑戦した。評価テストの際には、タイガー氏から開発陣に対し“ジーニアス(天才達)”と評してもらった。そう言わしめた新商品を多くのゴルファーにお届けしたい」と話した。
TOUR B X/XSは、フルショットでは「高初速×低スピン」、アプローチショットでは「低初速×高スピン」という「スピード&スピンコントロールテクノロジー」の考え方をベースに開発された製品で、トッププロが勝利のために要求する「飛んで、止まる」という相反する性能を備えている。2024年モデルではこれらの性能はそのままに、フルショットでの「風に強い弾道」とアプローチショットでの「ディープ感」をさらに進化させた。
ディープ感とはタイガー氏が要求する独特な性能表現で、アプローチでフェースに長く乗る感覚(乗り感)と軟らかい打音を表す。これを実現するため、ウレタンカバーに新たな制音・衝撃吸収材を配合した「NEWリアクティブ iQ ウレタンカバー」(特許出願中)を開発、搭載したことでその感覚を具現化し、コントロール性能と耐久性の向上を追求した。
「風に強い弾道」に対しては、強みである高分子材料技術を活用し、中間層に剛性と比重を高めた「NEWハイスピード・インナーカバー」を採用したことで実現。これにより、高初速を生み出すとともにフルショット領域では風に強い低スピン化の効果が得られ、特にアイアンショットではスピンの適正化で飛距離の安定化を追求した。また、インナーカバーの高比重化による慣性モーメント向上の効果で、パッティング時の直進性も向上し、芝生に負けないイメージ通りの転がりが可能となった。
製品説明を行った同社執行役員技術担当の古山大樹氏は、「2024年モデルは新技術により、これまで以上にイメージする性能に近づけた。風に強い飛びのX、スピンとソフトフィールのXSの2モデルで展開する。タイガー氏と極めた2つのB。多くのゴルファーに進化した性能を体感してほしい」と述べた。
発表会後半には、宮里聖志プロ、宮里優作プロ、原英莉花プロ、馬場咲希プロなど契約プロ7人によるトークセッションが行われた。選手達からは実際に新商品を使用した感想として、イメージ通りにスピンがかかる、打感が良く狙った場所に落とせて気持ち良い、風に強く飛距離も伸びた、キズが付きにくいという声が上がった。
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