日本ゼオンは、CVCを運営する子会社であるZeon Venturesを通じて、カナダの高度ロボティクス企業Sanctuary AIへ投資し、技術交流を開始した。同交流を起点とし、ロボティクス分野における新素材開発を加速させていく。

 Sanctuary AIは、汎用ヒューマノイドロボットを開発し、多様な産業分野での導入に向けた実証を進めている。高精度触覚センシングと小型油圧アクチュエータによる操作能力と、同社のフィジカルAIを組み合わせた独自のシステムは、次世代の産業オートメーションを支える基盤として世界的に注目されている。

 こうした人間の手に近い機能を実現する産業用ロボットハンドの実用化には、触覚レベルの精密さと産業用途に求められる耐久性を両立する材料が不可欠。

 ゼオングループは、エラストマー材料技術と試験・評価能力を活用し、Sanctuary AIの製品開発を支援していく。これにより、ロボティクス分野における新たな素材需要の獲得と、将来の事業ポートフォリオ強化を図る。