三井化学は、シリコンバレー発のベンチャーキャピタル Counterpart Venturesが展開するCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)・新規事業担当者向けコミュニティ「Counter Club Japan」(CCJ)の日本設立を受け、アンバサダーとして参画した。

 CCJは、日本企業のCVC担当者や新規事業担当者が、投資実務、事業共創、組織設計、グローバル展開などの実践的な知見を共有し、相互に学び合うことを目的としたコミュニティ。2月の立ち上げ以降、参加登録者は300人を超え、5月13日にはキックオフイベントの開催が予定されている。

 三井化学は、長期経営計画「VISION 2030」において、事業ポートフォリオの変革、ならびにソリューション型ビジネスへの転換を中核戦略に位置付けている。その取り組みの一つがCVC。2022年7月にグローバル・ブレインと設立したCVCファンド「321FORCE」に続き、さらなるグローバル共創案件の発掘と新製品・新事業創出を加速するため、4月には単独で米国に「321Catalyst」を立ち上げた。投資先との共創を通してスピード感を持って新事業を立ち上げ、事業ポートフォリオ変革に繋げている。

 CCJが掲げる「実務家同士が実践を通じて学び合う」という思想は、三井化学がこれまでCVC活動で培ってきた価値観とも強く共鳴している。スタートアップとの協業や新事業開発は不確実性が高く、また、刻一刻と変化する状況に応じて臨機応変な対応が求められる。このため、同じ立場で挑戦する実務家同士が率直に経験や課題を共有できるコミュニティの存在は、極めて重要だと同社では考えている。

 今回のアンバサダー参画を通じて、三井化学はCCJコミュニティから学びを得るだけでなく、自社のCVC活動や新事業創出の取り組みで得た知見、スタートアップとの共創事例を共有することで、日本企業におけるCVC・オープンイノベーション文化の発展に貢献していく。