朝日ラバーは9月7日、建設業向け施工管理ソフトウエア大手、建設システム(KENTEM)の「建設キャリアアップシステム(CCUS)連携システム」の有償オプションとして、「やわらか保護カバーRFIDタグ」が採用されたと発表した。9月28日に販売開始を予定する。

 CCUSは、国土交通省が推進するプラットフォームで、建設技能者の資格や就業履歴などを業界横断的にデータベース化する取り組み。その浸透により、技能や経験に応じた処遇の実現に繋げていく考えだ。

 KENTEMは、CCUSの登録に必要な情報をブラウザ上で一括管理できる連携システム「KENTEM-CareerLog」を展開し、さまざまな現場で利用されている。ただ従来は、カードや二次元バーコードで個人々々の情報を現場で読み取る必要があり、入力に手間がかかっていた。

 こうした課題を解消するため、朝日ラバーはKENTEMと協業、やわらか保護カバーRFID(電波を利用し非接触でタグ内の情報を読み取るシステム)タグをベースに「RFIDリーダーfor KCL」を開発した。

 同タグをヘルメットなどに取り付ければ、読み取り範囲内にいる技能者全員のデータをRFIDで一括・非接触でスキャン。全員の入退場記録の登録や、KENTEM-CareerLog上で技能者データとRFIDタグを事前に紐づけ、CCUSのデータ管理が同時に行えるようになり、データ入力の手間を大幅に省けるようになる。

 やわらか保護カバーRFIDタグは、樹脂等を使用したラミネート加工による保護とは異なり、シリコーンゴム同士を共有結合させる分子接着・接合技術を用いて、RFIDタグをシリコーンゴムシートで挟み込み固定する。接着剤による固定方法と比べ、高い防水性や防塵性、耐衝撃性を付与し保護能力を高められるため、現場で泥や水によるRFIDタグの故障を気にせず作業できることが評価され、今回の採用に繋がった。

 価格はラバータグが10個で1万円、読み取り端末は1台月額1万円での利用となる。