レゾナックは、LCA日本フォーラム主催の第22回LCA日本フォーラム表彰において「LCA日本フォーラム会長賞」を受賞した。

 同賞は、同社の「プラスチック・ガス化ケミカルリサイクルにおけるライフサイクル思考と循環型事業モデル構築への挑戦」の取り組みで、GHG排出80%強削減のアンモニア製造プロセス、循環型事業モデル「CirculaC(サーキュラック)」による資源循環・化石資源依存低減や、GHG排出削減効果の結果を広くコミュニケーションに用いていることなどについて評価されたもの。

 同社は、2003年より川崎事業所(神奈川県川崎市)で、使用済みプラスチックを原料としたガス化ケミカルリサイクルによる基礎化学品(水素、アンモニア、炭酸ガス等)の製造・販売を20年以上継続してきた。ガス化ケミカルリサイクルプラントを20年以上長期にわたり安定運転している世界で唯一の企業となっている。

 使用済みプラスチックのガス化ケミカルリサイクルにより得た水素を原料としたアンモニア製造プロセスにおける温室効果ガス(GHG)排出削減の効果について、社内プロジェクトチームが詳細に計算を行い、その結果、化石燃料を原料とする一般的な従来製法と比べて80%強削減されていることを確認。同計算プロセスは、2022年に日本LCA推進機構による第三者機関の裏付けも得ている。

 また、2023年には使用済みプラスチックを原料としたサプライチェーンにおいて、国内で初めて国際認証「ISCC PLUS」を(水素・アンモニア・アクリロニトリルの3製品)取得するなど、環境価値の向上と情報開示に積極的に取り組んでいる。2025年からは、使用済みプラスチックや繊維の循環型事業モデル「CirculaC」のブランド展開も開始し、社内外との共創を推進しています。

 2025年にはアンモニア事業の水素原料を、都市ガス由来と使用済みプラスチック由来の併用から、100%使用済みプラスチック由来へ切り替え、アンモニアの低炭素化を図ることを決定。2030年4月の設備稼働開始を計画しており、本施策は経済産業省の「価格差に着目した支援」(脱炭素成長型経済構造への円滑な移行のための低炭素水素等の供給および利用の促進に関する法律に基づく)対象事業として、2025年9月30日付で認定されている。