レゾナックと国立大学法人滋賀大学は、データサイエンス分野の技術力向上および人材育成を目的として、5 月 28 日に連携・協力に関する協定を締結した。

竹村彰通滋賀大学学長㊧と福島正人レゾナックCTO



 滋賀大学は、2017 年に日本初のデータサイエンス学部を設置し、一流の研究者や実務家による指導体制を強みとしている。レゾナックは、昭和電工時代の 2011 年からシミュレーションを中心とした、計算科学の専門組織を設立。2016 年には、AI・MI(マテリアルインフォマティクス)などの情報科学の研究・開発支援体制を構築し、現在、計算情報科学研究センターとして、半導体向けを中心とした材料開発の加速に貢献している。

 同協定では、同社の有する豊富な現場実績に裏打ちされたデータや技術基盤と、滋賀大学の先進的なデータサイエンスに関する知見や教育実績を融合し、データサイエンス分野における人材育成と課題解決に資する解析技術の構築を目指す。また、拠点となる調査研究センターの設置等を含め、連携の可能性を広く検討していく。

 同社では、研究員として実験研究における高度な専門性を有しつつ、データ解析などの計算・情報科学スキルを併せ持つ人材を「両利き人材」と定義し、同人材を 2030 年までに 100%化することを目標としている。社外との共創も通じて、計算・情報科学を空気のように活用できる人材の育成に取り組んでいく考え。