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塗料事業は譲渡、アクリルゴム事業は日本ゼオンの完全子会社で引き続き承継

日本ゼオン、グループ会社「トウペ」の株式譲渡契約を締結

原材料 New! 2026-05-11

 日本ゼオンは、ナトコとの間で、塗料事業の譲渡を目的として、日本ゼオンのグループ企業であるトウペの株式譲渡について合意し、5月11日に株式譲渡契約を締結した。

 また、トウペが営むアクリルゴム事業については、同株式譲渡に先立ち、日本ゼオンが設立する完全子会社へ承継させる会社分割を行うことを決定した。なお、設立される完全子会社については、設立後に詳細が決定され次第、改めて公表するとしている。

 日本ゼオンは、トウペが塗料メーカーとして長年蓄積してきた技術力の活用や、トウペのアクリルゴム事業と日本ゼオンのエラストマー事業一体での事業展開による企業価値の向上等を目的に、2013年にトウペを子会社化した。

 以後トウペは、日本ゼオンのグループ企業として事業を行ってきたが、塗料事業においては、競争力の向上を図る上で、より付加価値の高い製品を生み出し、差別化を図っていくことが課題となっていた。

 日本ゼオンでは中期経営計画「STAGE30」において、「選択と集中」によるポートフォリオ組み換えを進めており、全社戦略との適合性やシナジー、そしてベストオーナーの観点から、塗料事業の位置付けを慎重に検討してきた。

 その結果、塗料メーカーとして高い技術と実績、そして広い顧客基盤を有するナトコのもとで事業展開を図ることが、同事業の持続的な成長や取引先およびステークホルダーの利益最大化の観点から最善の選択であると判断し、トウペの塗料事業の譲渡を決定した。

 一方、トウペが塗料事業とともに展開してきたアクリルゴム事業については、日本ゼオンのエラストマー事業の一部として現時点においても強固なシナジーを有しているため、会社分割により日本ゼオンの100%子会社とすることで既存事業との連携をさらに深化させ、グループ全体の企業価値向上を図っていく。

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