マスバランス方式による製品を市場展開
三井化学、廃プラ分解油用いたケミカルリサイクル製品の製造開始
原材料 2024-04-01
三井化学は、廃プラスチックを原料とした熱分解油(廃プラ分解油)を用い、マスバランス方式によるケミカルリサイクル由来の誘導品(化学品・プラスチック)の製造・販売を開始した。CFP(広島県福山市、福田奈美絵社長)から調達した廃プラ分解油を、3月13日から三井化学大阪工場(大阪府高石市)のクラッカーへ投入している。今後、三井化学グループはISCC PLUS認証に基づき、マスバランス方式によるケミカルリサイクル製品を市場展開していく。
廃プラ分解油は石油由来ナフサやバイオマスナフサと同様の炭化水素油。クラッカーに投入することで、エチレン、プロピレン、C4・C5留分、ベンゼンといった基礎原料が製造できる。三井化学は、今回の取り組みと2021年12月にクラッカーへ投入開始したバイオマスナフサ活用の両輪で、石化原料からの原料転換を進め、日本初のバイオ&サーキュラークラッカーの実現を目指す。
また、花王(東京都中央区、長谷部佳宏社長)、CFP、プライムポリマー(東京都中央区、藤本健介社長)とケミカルリサイクルによる循環型スキームの実装に向けた共同検討も開始する。花王の工場端材など廃プラスチックを原料に、リサイクルプラスチックを製造し花王の製品に使用する考えだ。
-
科学系人気YouTuberと超アリエ...
三井化学、「ニコニコ超会議 2024」内の「超アリエナイ理科
原材料 2024-04-12
-
解体・破砕事業者、解体システ...
自動車リサイクルにおける再生材利用拡大目指した自動車部品解体
工業用品 2024-04-10
-
出光興産と
三井化学、「千葉地区エチレン装置集約による生産最適化」の検討
原材料 2024-03-27
-
高応力吸収性能を有する特異なα...
三井化学、アブソートマーが日本化学会第 72 回「化学技術賞
原材料 2024-03-22
-
本社機能を置く東京ミッドタウ...
三井化学、共創空間「Creation Palette YAE
原材料 2024-02-20
-
研究開発拠点
三井化学、袖ケ浦センターを「VISION HUB SODEG
原材料 2024-02-15
-
2024年3月期第3四半期業績
三井化学、EPTの自動車向けは堅調
決算 2024-02-07
-
義援金や物資を寄付
三井化学グループ、能登半島地震の被災者および被災地を支援
原材料 2024-01-11
-
【特集】合成ゴム
三井化学、国内の売り上げ、数量は増加
原材料 2023-12-18