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年産12万トン、2024年度中に完工予定

三井化学、シンガポールでタフマー新プラントの起工式を開催

原材料 2023-08-01

 三井化学は、シンガポールの100%子会社Mitsui Elastomers Singapore(MELS)の高機能エラストマー「タフマー」新プラントの起工式を7月28日に実施した。

起工式の様子(右から3人目:小守谷敦常務執行役員モビリティソリューション事業本部長、一番右:細見泰弘常務執行役員生産・技術本部長、一番左:新田敏雄MELS社長)


 新プラントは、シンガポール・ジュロン島内に立地し、生産能力は年間12万トン(既存設備生産能力:年間22万5,000トン)で、2024年度中に完工する予定。

 三井化学は、モビリティソリューション事業において長期経営計画「VISION 2030 」の中で、特徴ある材料・機能・サービスの提供により社会課題解決に貢献し、持続的な事業成長を実現することを目指している。

 タフマーは、樹脂の性質を飛躍的に向上させる樹脂改質材、軟質成形材料。柔軟で軽量な特徴を有しており、太陽電池関連部材、包装資材、エンジニアリングプラスチック改質材、スポーツシューズ、自動車用部品など幅広い分野で使用されている。

 今後もタフマーの需要は世界経済の成長と共に堅調に推移し、循環経済実現へ向けたクリーンエネルギー導入の活発化を背景にさらに増加することが見込まれており、これらのニーズに応えるため、新プラントの建設を決定した。

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