PAGE TOP

「2024 年問題」に向けて化学業界の共同物流を加速

三菱ケミカルグループ、三井化学、東ソー、東レ、「フィジカルインターネット実現会議」における「化学品 WG」を設置

原材料 2023-06-13

 三菱ケミカルグループ、三井化学、東ソー、東レは、経済産業省・国土交通省が主導する「フィジカルインターネット実現会議」内に、4 社を事務局とする「化学品ワーキンググループ」を7月に設置する。

 日本の物流業界は、小口貨物を中心とする物流が増加する一方で、ドライバーや船員の高齢化、人手不足を背景に、逼迫した状況が続いている。さらに「物流の2024年問題」も加わり、将来における物流の輸送・保管能力不足は、化学業界にとって極めて重要な課題の一つとなっている。

 また、化学品物流は貨物の物性・梱包形態・重量などの特殊性により、輸送方法・条件も多岐にわたるため、個社単位では効果的な施策を打つことが難しい環境にある。

 これらの課題解決に向け、4社を事務局とする「化学品ワーキンググループ」を設置。同ワーキンググループは、物流の商慣行の改革、標準化、DX推進に関するアクションプランの策定・ステークホルダーへの周知・実行などの施策を通じて、生産性・安全性と二酸化炭素の排出量低減を両立させた持続可能な物流を実現することを目指し、7月から活動を開始する。

 ■参画企業・大学(44企業、1大学/50音順)
 旭化成、ADEKA、NRS、ENEOS、クラリアントジャパン、クラレ、KHネオケム、山九、サンネット、住化ロジスティックス、住友化学、西濃運輸、セイノー情報サービス、センコー、ダイセル、ダウ・ケミカル日本、DIC、帝人、デュポン・スタイロ、デュポン・東レ・スペシャルティ・マテリアル、東ソー、東ソー物流、東洋運輸、東洋紡、東レ、トクヤマ、長瀬産業、日本貨物鉄道、日本ゼオン、日本通運、日本パレットプール、日本パレットレンタル、丸全昭和運輸、三井化学、三菱ガス、三菱ケミカルグループ、三菱ケミカル物流、ユーピーアール、UBE、流通経済大学、レゾナック

 ■事務局
 三菱ケミカルグループ、三井化学、東ソー、東レ

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物