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【新年インタビュー】三福工業三井福太郎社長

社内の体制・環境づくりに全力あげる

原材料 2017-01-17


 ■インド工場について
 インド工場については、売上高については15年よりも増えていますが、決して良いとは言えません。現地での社員教育が難しく、運営システムがなかなか構築できないのが現状です。今後も社内の体制づくりに注力していきます。将来的には、中近東や東欧などへの輸出基地にできればと考えています。

 ■2017年の課題・懸念材料
 懸念材料は、原油価格の動向でしょうか。ただ、こればかりはコントロールできるものではありませんので、まずはコントロールできる社内の体制・環境づくりに引き続き取り組んでいきます。本社工場、佐野工場、葛生工場、福島工場の各工場を、どこの誰がみても「あの工場なら任せることができる」と思われるような工場にしていきたいと思っています。工場の体制づくりでは、福島工場が他工場と比べて、一歩先んじていますので、福島工場の良いところを他工場に横展開していきたいと思います。また、工場見学も積極的に受け付けています。実際に見学に来られた多くの方が、当社に仕事を依頼してきます。

 ■2017年の投資
 17年にはバンバリーのオーバーホールを計画しています。また、福島工場内に倉庫を建設することも視野に入れています。現在外部に5カ所の倉庫を借りています。たとえ福島工場内に倉庫を建設したとしても、外部倉庫に保管している全量を賄えるわけではないですが、それでも外部倉庫を減らすことができるので、賃料の節約にはなります。また、倉庫を建設することができれば、ユーザーに対して、福島工場で製造から保管・管理まで一貫してできます、とアピールすることができます。

 ■中期経営計画
 私が社長に就任した時に19年度を最終年度とした中期経営計画を策定しました。中計では19年度にコンパウンド事業で38億円、発泡体事業で12億円の合計50億円を目標にしています。

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